Unique Nicoのデジタルアートが、観光庁の看板商品創出事業にて千葉県金谷、鋸山の観光プラン「天空の石切場遺構アートギャラリー」に採用されました。
作品名:天女の舞う光の踊り場~Light House(灯台)~
千葉県館山の日本百低山、日本寺、地獄のぞきなどで名前を知られる鋸山。
江戸時代から房州石を採掘する石切場として栄えてきました。
石切の遺構には昔の人々が鑿を打ち込んだ跡が今でもありありと残っています。
石切によってできた壁と空間はまるで外側から姿を隠す隠れ家、天井の見えるの箱庭のように存在しています。
昼間は登山客を迎え、普段夜はひっそりとしているこの石切の遺構、岩舞台に、2月のいっとき、天女や石切場にまつわる魂があつまりカラフルに踊りだします。
石切場の独特な壁面とタペストリーが光の演出によって溶け合う様子も一つの見どころです。
会場には幻想的な音楽が流れ、山を登り疲れた体を引き止め、時間と空間だけでなく体をもリフレッシュしてくれます。
しばし光る石の椅子に座って体を休めイルミネーションアートを味わっていただけましたら幸いです。
〈作品の引き出しとなった言葉:コンセプト〉
- 幻想&非日常(コンペのオーダー)
- パワースポット(鋸山・石仏)
- 目印(鋸山)→光
- 岩舞台、天空、踊り場、箱庭(石切場のイメージ)
- かくれみの(鋸山・正岡子規)
- 鋸山の花々
【作品解説】
天女の舞う光の踊り場~Light House(灯台)~
鋸山の石切場が持つ絶壁天空で天に近い場所というイメージと、石仏のもつパワースポット的イメージ、そして鋸山が昔から目印とされてきたことを考慮し、鋸山の石壁と、鋸山のシルエット、天空と海の水面を重ね合わせ幻想的な背景を作成。
そこに岩舞台と岩の箱庭といった鋸山の持つイメージから着想を得て、天から天女が舞い降りて踊る場というイメージを創造。
描かれている舞や天女は、鋸山に咲く「カタクリ」「イカリソウ」「オオタチツボスミレ」「オクチョウジサクラ」「水芭蕉」の形も重ね、花の精霊の印象も。
日中は姿を見せない天女や鋸山に宿る植物や自然界のエネルギーの舞がタペストリーを通して感じられ、日常で目には見えない光や幻想的でカラフルな色合いをインスタレーション的に体感でき、夜は、ひっそりと天から舞い降りた天女や植物や自然の中のエネルギーの光が絵から抜け出て舞出し空間を彩ります。
ライトアップされた色彩は夜空と石の背景と溶け合い、見る人に、石切場の空間全体がさらに天空に近づいた感覚をもたらします。
絵や空間の持つ彩度高く神秘的な色合いや光源は、昔から東京湾に入る目印とされてきた鋸山が、夜も光を放って目印となるようにという意味も込められています。
鋸山の持つ気力充実の恩恵も、このデジタル絵から放出され、会場を訪れた人が空間に浸り、いっとき無心で気力充実でき、道中の疲れも癒せるようにと願っています。
鋸山 天空のアートギャラリーナイトハイクプラン
~石切り場遺構ギャラリーライトアップ鑑賞体験~ (夕食付)
https://www.bayside-kanaya.jp/news/1239
★ツアー概要
古くから房州石の切り出しの地であった鋸山の景観は、人と自然が創出した芸術作品といえます。
その鋸山石切り場の遺構をアートギャラリーとして、夜間ライトアップを期間限定で開設しました。
専用ガイドが案内する人数限定予約制ナイトハイクツアーを設定、
登山×アート×ナイトタイムを組み合わせた非日常体験ツアーです。
日本寺から鋸山を巡り石壁のライトアップとイルミネーション鑑賞をお楽しみください。